スリランカ紀行

  2009年7月30日(木)〜8月3日(月)
            Last Update  August 15, 2009


 5日間の日程(7/30〜8/3)で スリランカのコロンボへ 行ってまいりました。

 スリランカは、1948年に イギリス連邦セイロン自治領として独立。1972年に 共和国としてイギリス連邦からの独立を果たした際、もともと 国民に呼ばれていた「スリランカ」と改称したとのことです。Sriは「光り輝く」を、Lankaは「島」を意味するのだそうです。
 インド洋に浮かぶ島で、インドの南にあります。
 国土は北海道より少し狭く 島国であり 高原も多いため、最高気温は年間を通して30℃強です。赤道のすぐ北(北緯6〜10度)に位置し 熱帯に属しますが、日本(関西)の夏の方が暑いかもしれません。

 また、スリランカといえば、紅茶と宝石がよく知られています。
 主食はご飯で、カレーが基本(日本のカレーとは 内容は違いますが・・) したがって、現地の食事で困ることはありませんでした。

 関空からは スリランカへの直行便はありません。
 したがって、関空からのフライト(香港、バンコク経由)は 往き18時間、帰り16時間半と、思いのほか時間がかかりました。
 直行便は 成田から週1便運航しており、それを利用すると 10時間弱のフライト。

 日本・スリランカ政府間の交流もうまくいっており、国民は非常に親日的であるといえます。
 また、スリランカ全体的には治安も悪くなく、安全な国だといえるとのこと。
 ただし、内戦の影響もあって、外務省[海外安全ホームページ]は 一部の地域(北部州、北西部州など)への渡航を延期するよう 注意を促しているのも事実です。

 スリランカの内戦は 12年前に始まったといわれています。しかし、この民族紛争の根っこは、イギリスによる植民地支配に端を発するのではないかとのこと。
 18世紀に 約100万人のタミール人が、ティーとゴムのプランテーションでの労働のために、イギリス人によって連れて来られたのです。
 シンハラ人(全人口の74%)は 主にスリランカ南部に住み、タミール人(約18%)は主に北部および東部に住んでいるようです。

 ところで、スリランカの首都はコロンボだと思っている方も多いようですが、実は 1985年に スリー・ジャヤワルダナプラ[コーッテ]に遷都されました。
 でも、コロンボ市内から13キロほどしか離れておらず、政府機関の多くはまだコロンボに残っており 事実上の首都は いまだにコロンボであるといわれています。


 今回のスリランカツアーでは 観光にはそれほど時間を割けませんでしたが、私なりに 堪能できました。
 以下 アルバム形式で ご紹介します。



7月30日(関空出発)

 
経由地の一つ、香港国際空港 (5時間半の連絡待ち)  備え付けの店で買い物(食事)して インターネットを利用
ハブ空港といわれるだけあり、旅客ターミナルは広く 利便性もよい。


タイのバンコク空港(経由地) 旅客ターミナル
香港からスリランカまで 隣席には、日本在住のスリランカ人ビジネスマン。日本で頑張ってるようです。


 
深夜にスリランカに到着  バンダーラナーヤカ国際空港  現地ツアー会社のバスで ホテルへ移動
          コロンボの北 約34キロ

7月31日

朝食  宿泊ホテルのレストラン


朝食後 大会登録を済ませる

 
ホテルの車で しばし 市内観光へ               国際会議場の前で (中国から寄贈されたもの)

 
ヴィハーラ・マハー・デーウィ公園              路上の史跡

 
独立記念碑広場

 
タウン・ホール(コロンボ市役所庁舎)            ガンガラーマ(Gangarama)寺院 <市内最大規模>

 
立派な仏像並ぶ                        この寺院では ゾウを飼育している


世界各地から寄贈された仏像や書籍も・・


ベイラ湖

 
ランチ(11:30〜)

 
夕食会  (Patio of Galle Face Hotel)    屋外会場で・・


8月1日
 
朝食 ホテルのレストラン                   宿泊ホテル

 
朝食後、散策を楽しむ                      近くには スリランカ政府公館があり 警備は厳しい


この日は キャンディ観光に・・

 
田園風景 我が国同様 主食はご飯。稲作(二期作)が盛ん  ピンナワラのゾウの孤児院で・・

 
近くの川で水浴びしてきたのであろうか

 
ピンナワラ レストランで昼食  木にリスが・・

 
繁盛しているようです

 
ゾウの水浴び                          レストランで目に留まった スリランカの国旗

 
ピンナワラのゾウの孤児院

 

 


ゾウのふんを集めて再生紙の製品を販売

 
道端で果物を販売  この風景を目にすると 熱帯地域に来たんだと感じさせられます

 
ペーラーデニヤ植物園             双子ヤシの木 世界一大きなココナッツ

 
大ジャワ・ビンロー   CMでよく知られている 「日立の樹」のモンキーポッドと似ているが 種類が異なる

 
大きなシナモンの木                      コウモリが・・


 

 
天皇陛下が 30年近く前に植樹された木です

 
晩餐会

 


8月2日
 
宿泊ホテル(Cinnamon Grand Hotel)

 
コロンボ市内半日観光に出かけました。       スリランカでは 珍しいといえる 信号機
スリランカでは 車の値段が高い。販売価格の 6割が税金(約150%)とのこと。日本の車もよく見かけるが、中古車が多いらしい。サラリーマンの平均月収が 2〜3万ルピー(1ルピー = 約0.8円)ということからも、一般の人は車を持てない。車を持ってる人のほとんどは、不動産(土地)を売って購入したのだとのこと。また、ガソリンは 1リッター 130ルピーというから、日本とあまり変わらない。


 
タウン・ホール(コロンボ市役所庁舎)       ヴィハーラ・マハー・デーウィ公園
スリランカの教育は、大学まで 無料。でも、大学は 入学定員が少なく(同年齢の1%未満)、競争が激しいとのこと。


 
国際会議場                           独立記念碑広場


銅像は、スリランカの独立に貢献したジャヤワルダナ元大統領。傍に ライオンの像が見えるが、ライオンはシンハラ族のシンボルであり、国旗にも描かれている。
このジャヤワルダナ元大統領、1951年のサンフランシスコ講和会議にセイロン代表として出席、ブッダの言葉「憎悪は憎悪によって止むことはなく、愛によって止む」を引用し、対日賠償請求権を放棄したことでもよく知られています。(日本とスリランカの友好関係を築く 礎となったともいわれる)
また、1985年に スリランカの国会議事堂が、コロンボ市内より スリ・ジャヤワルダナに移されました。この新首都に、大統領、いわゆる スリランカの英雄の名前を付けてあり、仮に側近の者が強引に推し進めたのであったとしても、この遷都 スリランカ国民にはあまり支持されていないようである。


 
スーパーマーケットに立ち寄る             スーパーの中の両替所・日本円をルピーに両替してくれました。
                                両替には パスポートが必要、3千円で 約3千5百ルピー


 
仏教寺院




雑貨屋に寄ってもらい ショッピング


ホテルロビーのピアニスト(Cinnamon Grand Hotel)  私たちが日本から来たんだと察したのか、日本の曲を弾いてくださった。


8月3日
 
スリランカの空港に設置の献金箱、余ったルピーを・・  香港国際空港での待ち時間に マッサージを受けてスッキリ


(ご参考 : リンク)

スリランカ観光情報
スリランカ旅行ガイド
スリランカの基本情報