タイ バンコック・アユタヤ

  2012年 12月20日〜24日
            Last Update  January 31, 2013

 タイは、今回 初めての訪問です。観光が目的で、パッケージツアーに参加しての一人旅。出発日の夜に現地に到着して、まず 1泊。
 観光初日は、「アユタヤとバンパイン宮殿観光」。バンコックから90キロ北、車で1時間強 走ったところです。
 ところで、2011年 モンスーン期の7月に起こったタイの洪水については、当時 日本でもニュースで大きく取り上げられました。現に、北部のチエンマイから中部のバンコクまでの広大な地域に浸水が及びました。それも 長期にわたり、とりわけ11月には甚大な被害が・・
 アユタヤでも、11月には 観光どころではなかったとのことです。
 夕刻には、あらかじめ連絡を取ってありましたバンコック在住のタイ人の知人が、わざわざ駆けつけてくださり、ホテルロビーの喫茶コーナーでお会いしました。
 夕食は一人出向き、ホテル近くのタイ料理店へ。食後、ホテル・フロントで紹介いただき、すぐ隣のマッサージ店で タイ古式マッサージ。
 2日目は、「ダムナン・サドワク水上マーケットとローズガーデン観光」。バンコック市内から南西へ車で1時間半、海岸に近いところです。夜は、前日に申し込んでありました「ニューハーフショー(マンボー)」へ。
 3日目は、お決まりの「バンコック寺院・王宮観光」。
 タイには王室があり、タイ国民の心の拠り所に。また、Bangkokには王宮が2か所あり、その内の1か所は観光スポットとなっています。
 14時頃にホテルに戻り 幾分時間に余裕ができましたので、中心部を走る高架鉄道(BTS)などを乗り継いで、88階建ての Baiyoke Sky Hotel(タイ最高層ビル)の展望フロアへ。先にお会いした知人が、鉄道は便利だから 時間があれば是非出かけてみるよう勧めてくださってありました。
 夕食は、再び ホテル近くのタイ料理店へ。そして、深夜発で 帰国の途へ。

 12月24日の朝、帰国。
 関空に到着すると、まず 気温の差に 改めてビックリ。
 なにしろ、私が行きましたときには 向こうの気温は、朝夕で25℃程度、昼の暑いときには33〜35℃と、日本の夏の気温に近かったのです。(ただし、前日までは 涼しい日が続いていたそうですが・・)
 現地のガイドさんの説明では、この時期(11月〜2月)は乾季・冬で 、旅行のベストシーズンとのこと。

 今回の旅行では、豊富な南国特有のフルーツを 本場で味わえたのが喜びでありました。
 水上マーケットのみならず、宿泊ホテル(Imperial Queen's Park Hotel) 近くのスーパーマーケットで購入したマンゴーも・・
 敢えて言いますと、私は 黄色に色づいた マンゴーの味が最高。ドリアン、マンゴスチン、ランブータンも申すまでもなく、至福のときでありました。そんな中、フルーツの王様とも呼ばれるドリアンですが、確かに美味ですが、その香りについては 好みは人により微妙に違うようです。
 そして 朝食、昼食のバイキングでも、パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツ、パパイア、スイカ などをいただきました。

 なお、バンコック(Bangkok)の正式名称は クルンテープ(天使の都)で、現地の人は そう呼んでいるとのこと。また、今年は 日本、中国からの旅行客が増えたようです。両国間の関係が、影響しているものと思われます。
 南国の天候、気温、そして フルーツ、さらには 今回のツアーで出合った多くの方々にも恵まれ、充実した旅となりました。


 以下、アルバム形式で ご紹介します。


◎ 出発日


バンコック(スワンナプーム国際空港)に到着後 携帯電話の電源を入れると、現地時間と日本時間の双方が表示される。

◎ 第1日目の観光
 
朝、現地のツアー会社の車でアユタヤへ。ガイドさんは日本語で説明してくれました。世界遺産に登録された街で、当時に思いを馳せられるところ。 まず、ワット・ヤイ・チャイモンコンを訪問。
ところで、現在のようなタイの国が形造られたのは13世紀、スコータイ王朝。その後、アユタヤ王朝、トンブリ王朝、そして 現在のチャクリ(バンコック)王朝へと続く。
また、アユタヤ王朝は ビルマに滅ぼされるまで417年間(1350〜1767年)続いた。17世紀には、山田長政をはじめとする日本人町が栄えたことはよく知られている。車窓から日本人町を眺めるも、ガイドさんの話では 今は誰も住んでないんだとのこと。


 
まず、涅槃仏に目が留まる。 そして、仏塔の中に入ると 金箔が入り口で売られている。仏像に貼り付けることが、お布施をすることに通じるそうである。

 
                     駐車場付近の土産物店

 
ワット・ヤマハタート 菩提樹の木の根で覆われた仏頭がよく知られている。

 
ブッダの聖骨を埋葬するために、14世紀に建設された。その後、ビルマ軍の侵攻によって壊され、今 残っている仏像のほとんどは、その頭も切り取られている。
とはいっても、崩れずに残っている仏塔が少なからずある。アユタヤ、バンコック付近では、大きな地震はないからかもしれません。


 
ワット・プラ・シー・サンペット かつて、王宮がこの地にあった。現在は、アユタヤ歴代王3人の遺骨が納められている。


観光の足、トゥクトゥク(三輪軽自動車に客席が付いているタクシー) 通常のタクシーよりも乗車料金が若干高い。

 
昼食は、タイ料理のバイキング

 
また、ユタヤで象乗り体験もできます。 かつては、材木の運搬に用いられていた象。現在では、観光客を乗せて歩いたり、記念写真をいっしょに撮るのが主な仕事となっている。

 
私も象乗り体験をしました。(300バーツで10分)


タイの水田 タイのコメは、細長く、ねばりけの少ないインディカ米。 タイ中央部の肥沃な田園地帯では、コメの2期作、2年5期作、あるいは 3期作が行われているとのこと。

 
バンパイン宮殿  1632年に建てられ、アユタヤ王朝の王の夏の離宮として利用されていた。観光で訪れる場合、袖のない洋服、ミニスカート、ハーフパンツ等では、入場できないので注意が必要。

 
広い敷地内に、華麗な構造物が点在する。

 
トカゲを発見!! 日本のトカゲよりも随分大きい。      プルメリアの花

 
再建され、今は 各国の要人をもてなす迎賓館として使用されている。  動物を形ずくった木々も見られ、楽しませてくれる。
ところで、タイには 徴兵制がある。男性は、通常 1年半の兵役があり、女性は 基本的に 兵役はないとのこと。
また、男性は 仏教の修行を3か月するという習慣があったが、今は 強制ではないとのこと。

 
地元の小学生、中学生も訪れてありました。      当時、天体観測をした ポルトガル様式の建物

 
夕食は、ホテル近くのタイ料理店で。 日本からの社員旅行の一行、その内の一つのグループも・・  
夕食敷、すぐ隣のマッサージ店で タイ古式マッサージを受けました。<90分 500バーツ>



◎ 第2日目の観光

朝食 (バイキング形式)

 
この日は、「ダムヌン・サドゥアック水上マーケット(バンコック市内から車で1時間半)と、ローズガーデン観光」。
まず、ココナッツファームへ案内してくれました。ココナッツの実から砂糖やジュースを作っており(画像)、ガイドさんが 日本語で ひととおり説明してくださいました。また、観光客にも ココナッツの実を削らせてくれるなど、ここも人気の観光スポットとなっているようです。



ここのトイレ 一瞬 洗面台かと思いきや、実は 男性用の小便器

 
船着き場で 水上ボートに乗る(約25分) 海につながってるとのことだが、運河の水は濁っている。 昔は、この運河周辺の住人は 交通手段として船を使っていたが、今は 道路が整備されつつあり、車で出かけるようになったとのこと。

 
舟が進むにつれ、物売りの舟も増えてくる。また、両岸で物を売っている人も目立つようになる。

 
のんびりと川面を進んでいくと、中心地のにぎやかな市場に到着。ここでは、本場の様々なトロピカルフルーツが売られており、私たち日本人にとっては 憧れのフルーツ天国といえる。

 
黄色に色づいたマンゴー、ドリアン、マンゴスチン、ランブータン 等々
画像左は、ビニールパックした マンゴーを、100バーツで購入。マンゴスチン、ランブータンも添えてくれてありました。画像右は、ドリアン。この日のツアー仲間と一緒に・・


 
ココナッツジューズの売場                  ココナッツジュース
表面をあらかじめ削ってあり、ストローを刺して 中の果汁を飲めるようにした状態で、ひとつ40バーツ(約120円)で売っていました。
量がたっぷりで 水分補給になり、飲んでいる人も多くいました。美味ではありませんでしたが、熱帯の味で のどを潤しました。砂糖を入れて飲む場合もあるようです。


木彫り工場を見学

 
昼食(バイキング)                マンゴージュースを注文

 
ローズガーデン                昔の農家が復元されてあり、コメの収穫作業の一部を体験できる。

 
土産物店 発光ダイオードで光るメロディごまが販売されていました。 そして、お待ちかねのカルチャーショー

 
約1時間のショーで、タイの様々な民俗芸能を一挙に鑑賞できる。  ムエタイ、タイ舞踊、刀剣試合、結婚式 等々

 
ショーの終盤で、観客席に下りてきて 数名の観客を舞台へと導く。驚いたことに、私もその一人に指名されました。

 
象の曲芸   屋内でのカルチャーショーが終了すると、観客はいったん外へ。 象の曲芸を披露。

 
夜には、ニューハーフショー(マンボ)鑑賞ツアーに参加

 
飲み物も付いてありました              ショーの合間に・・

 
タイには、ニューハーフが5万人も居るとのこと。 その中でも、このショーに出場してるのは べっぴんさん?


ショーから帰り、ホテルへ。ロビーには、神社の鳥居と、時節柄 クリスマスツリー・雪だるまも・・ 日本人の宿泊客が多いからなんでしょうね。


◎ 第3日目の観光
 
この日は、バンコック市内の寺院観光とショッピング。 まず、渡し船で対岸に渡り、訪れたのはワット・アルン。(暁の寺)

 
大小の仏塔が立ち並ぶ風景は、バンコックのシンボルとなっている。

の 
タイ語の「ワット」は、寺のこと。 そして、この仏塔の石段は、他に比類なきほど険しい。手すりがあっても・・

 
この寺院境内の仏像

 
渡し船で戻る

 
次に ワット・ポー(涅槃寺)へ   第一級王室寺院である 

 
金箔に覆われた長さ46mの涅槃像            大きくて全体を一望しづらい

 
非常に大きな足の裏               108(宇宙観・煩悩の数)あるお賽銭入れ、専用のコインを入れる


街道に出ると、ここにも トゥクトゥクが・・

 
王宮の敷地内にあるワット・プラケオ  エメラルド寺院とも呼ばれ、バンコックで最も人気のある観光スポット

 
本堂内部への入り口、観光客でごった返えしている   エメラルド仏は堂内奥の台座に鎮座する

 
建物内部はどこも写真・ビデオの撮影は禁止。本堂の外からのエメラルド仏の撮影は認められている(望遠撮影)。 <我が国には 秘仏が多いのですが・・>
このエメラルド仏には逸話がある。この仏陀像は紀元前43年頃に造られ、これまで 各地を転々としてきた。所有する王家に、数多くのご利益がもたらされるとの逸話があるとのこと。


 
王宮            タイ国内からも多くの観光客が訪れてある

 
タイ、とりわけ バンコックでは車が普及している。    免税店でのショッピングの途中、ホテルロビーでしばし休憩。
日本車が多いのに驚かされる。ただし、軽自動車は見かけない。ガソリンは1リッター30バーツ(約90円)程度

 
市内観光を早く終えたので、街へと出かけました。

 
中心部を走る高架鉄道(BTS)などを乗り継ぐ。

 
88階建ての Baiyoke Sky Hotel(タイ最高層ビル)へ。入場チケット(300バーツ)を購入して、展望フロアーへ。

 

 
入場料には ドリンク付き

 

 
                   電車でホテルへと戻る。大都会の この混雑ぶり

 
ホテルに隣接のクイーンズパーク    いわゆる 健康器具が設置されてあり、利用者が多い。


ジョギングする人も

 
夕食は、再び ホテル近くのタイ料理店へ。手持ち(残ってる)バーツをテーブルに乗せ、店員に その範囲内でお願いしました。食事を終え 料金を支払うと、こちらの店員が日本語でのあいさつを教えてと請うてきました。彼女が英文で2〜3の挨拶文をスラスラと書くもんですから、私は日本語で言ってあげると喜んでくださいました。日本人のお客が多いからなんでしょうね。

 
まだ 多少時間がありましたので、ホテル界隈を散策。 インターネット店に入る。掲示板に書き込もうにも、日本語変換機能がない・・

 
送迎の車で空港へ。    ここも、クリスマスモード。バンコックのホテル・空港は、まるで日本のクリスマス戦線のようだ